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私の作品と道具〜作家さんを訪ねて dot to dot 堀川波さん

イラストレーターとして活躍される堀川波さんが手工芸作家の道を開かれたのは今から約6年前、大好きなアクセサリーブランドが主催する作家育成ワークショップに参加したのが始まりでした。いろいろな手作りに触れる中で籐のハンドメイドに魅了され、お付き合いのある出版社から籐編みのアクセサリー本を出されるまでになりました。

 

アクセサリーからステップアップし、かごのバッグを制作されるようになると、今度は「バスケットに合うカバーを作りたい!」と刺しゅうを始められることに。子どもの頃からシートフェルトを使った人形作りを楽しむなど手を動かすことがお好きだった堀川さんですが、繊細な手仕事には苦手意識がおありだったため、ラオスの山岳民族の刺し子など様々な地域の刺しゅうを参考にしながら、シンプルなステッチの組み合わせで自己流の「サシコステッチ」を確立されました。

サシコステッチの1番の魅力は、「筆跡が皆違うみたいに縫い目に個性が出るところ」と堀川さん。不揃いだったり曲がっているのが可愛くてキュンとするそうです。
図案は”持って出掛けるのが嬉しい”作風を目指してデザインされています。カラーはかごバッグに合うようにと黒色や白色が中心。糸の色が基本1色なのも、ラクで取り組みやすいポイントです。

サシコステッチのキットは堀川さんのオンラインショップやPOP UPイベントで販売されていて、どの作品も人気を博しています。

 

POP UPイベントなどでは、刺しゅうや籐編みのワークショップも開催。堀川さんの作品のファンには普段手芸をしない方も多く、ワークショップの参加者は”家庭科以来の針仕事”という方が中心だそうですが、サシコステッチは手が動くままに刺していくと可愛く仕上がるので初心者さんにも無理なく楽しんでいただけるそうです。

昨年は初めて海外(ロンドンの毛糸屋さん)でワークショップを実施。今年はタイでもサシコステッチのワークショップ開催が決まっているそうですよ。国内では、代官山や軽井沢の蔦屋書店でPOP UPイベントも!
手工芸のジャンルでもどんどん活躍の場を広げられている堀川さんから、今後も目が離せません。

著書ご紹介

堀川さんがこれまで出された本は約40冊!24歳から毎年1〜2冊のペースで著書を出版されていて、そのジャンルは多岐に渡ります。ここ数年は手工芸の本が中心で、今年5月には第2弾となるサシコステッチの本と手仕事をめぐる旅のエッセイを出されました。

 

NEW

刺し子ステッチで楽しむ服と小物
誠文堂新光社

服やバッグ、アクセサリーなど身につけるものを中心に展開。シンプルな服に手仕事がひとつ加わるだけで、アクセサリーをひとつ加えたようなさりげない大人のおしゃれが楽しめます。

 

NEW

手仕事をめぐる大人旅ノート
~ヨーロッパ3週間、あたらしい旅の楽しみ方

大和書房

手仕事をテーマに12年ぶりの海外旅へ。準備の仕方や街歩きの楽しみ、体験や発見を綴るイラストエッセイです。

dot to dot 堀川波さん Profile

1971年大阪生まれ。イラストレーター、手工芸作家。大阪芸術大学グラフィックデザインコース卒業。おもちゃメーカーの企画開発を経てフリーに。屋号の”dot to dot”は点と点を順番に繋いでイラストを完成させる遊びに由来。ご自身の人生も「人と繋がっていって大きな絵になったらいいな」という願いが込められています。日本の風習を気軽に取り入れた生活を提案したり、郷土玩具の収集家としての一面も。

 

Instagram  @horikawa._.nami
オンラインショップ  https://www.dottodot-works.com