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私の作品と道具〜作家さんを訪ねて peikko(ペイッコ) 高嶋貴子先生

今回は、タティングレースやかぎ針編みの技法を用いて、繊細で多彩な作品を制作・販売されている高嶋貴子先生にお話を伺いました。

 

お母さまがキルト教室をされており、たくさんの布や手芸道具に囲まれながら育った高嶋先生。お母さまの制作の様子を見るうちに、色の組み合わせに興味を持たれるようになり、学生時代には絵画教室に通われました。当初は絵を描く仕事に就きたかったそうですが、次第に形があるものを作りたくなり、かぎ針編みを始められることに。
糸の太さや編み針の号数で作品の雰囲気が変わるのがとてもおもしろく、また立体的な作品にしやすいところに魅力を感じ、どんどんかぎ針編みにハマっていかれました。

かぎ針編みでの作品制作に励まれている最中、偶然街でタティングレース教室を見つけ、もうひとつの表現方法として習い始めることに。
当時は本もあまり出版されておらず未知の世界だったそうですが、その分自分の好きなように楽しめたりいろんな表現ができるのがとても面白く、また、シャトルひとつでどこでも作ることができる手軽さも相まって、タティングレースにも夢中になられました。

その後、2つの技法を使ってアクセサリーを作り、作家活動に励まれるようになった高嶋先生。
イベント出展をきっかけに、自身のブランドを「peikko」と名付けられました。
peikkoはフィンランド語で「こびと」や「妖精」のこと。少し風変わりでストーリー性のある、空想的なものづくりをしたくて、その名前をつけられたそうです。

 

peikkoの作品は実用的なアクセサリーがメイン。糸の作品なので繊細なアクセサリーが多いですが、耐久性も考慮して、お客様に長く楽しんでもらえる作品づくりを心掛けられています。

高嶋先生が生み出す作品は、シックなものからカラフルなものまで、どれも色使いがとっても素敵!小さい頃から自然に身に付いた色彩感覚で、ご自身の中でしっくりくる色をセレクトされています。
民族衣装の本や生活の中で目に留まったパーツを、「自分なりに解釈して糸で表現してみる」など、書籍や日常から作品のヒントを得ることもあるそう。
制作の際は、丁寧に目を揃えてきっちり編むことを大事にされています。

高嶋先生は文化出版局から著書も出されています。東京で開催された個展をきっかけに編集者から声がかかり、1冊目を出されることになったそうですが、「当時は本を出版できるとは夢にも思っていなくて、とても驚きました」と振り返られていました。

 

高嶋先生の本は大変好評で、次々と新刊が出されることに。今年の6月には5冊目となる「peikkoのタティングレースアクセサリー Best selection+New works」が発売されました。

 

新刊の発売を記念して、2024年1月 23 日から福岡県のセレクトショップ「木と星」で作品展示が予定されているそうです。
詳細が決まり次第、高嶋先生のInstagramで案内される予定ですので、お楽しみになさってください。

また、6~7年前には、高嶋先生とコラボしてクロバーからタティングレースのアクセサリーキットを発売したことも(※現在は完売しています)。
高嶋先生はキットを使ってワークショップも開催され、教える活動にも取り組まれました。

 

キットと同じタイミングで発売となった「タティングシャトル<インディゴブルー>」「タティングシャトル<レッド>」は、実は高嶋先生に選んでいただいたカラーで、今もたくさんの方にご愛用いただいています。

peikko 高嶋 貴子先生 Profile

タティングレース、かぎ針編み作家。福岡県出身・在住。
アクセサリーを中心に、多彩なデザインの作品を制作されています。

 

ブランドロゴは、タティングシャトルがモチーフになったお洒落なデザインです。
作品は現在、福岡県内のショップで販売中。今後はネットでの販売も予定されています。

 

▼Instagram
@peikko_peikko