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私の作品と道具〜作家さんを訪ねて yasumin(ヤスミン)さん

リバティプリントと無地のリネン生地を組み合わせた、センスの良い布小物が人気のyasuminさん。2020年からはYouTubeで作り方の動画も配信されており、分かりやすいと評判に。現在ではチャンネル登録者数が約8万人(2023年7月現在)と、大人気の作家さんです。
子ども服を作って販売するなど本格的に洋裁をされていたお母さまのもとで育たれたyasuminさんにとって、「何かを手作りすること」は日常の風景でした。yasuminさんご自身も小学生の頃にお友達にプレゼントするためにポシェットを作ったり、高校生の時は文化祭で着るドレス作りにチャレンジ。ただ、どちらもお母さまから教えてもらったわけではなく、自己流で作ったため、あまり満足のいく仕上がりにはならなかったのだとか。特にドレスは柔らかいシフォン生地を使ったため、自分では手に負えず、最終的にはお母さまに頼んで作ってもらったそうです。
娘さんを出産後、「何か作ってあげたい」とミシンを購入し、初めて作ったのがギャザーワンピース。この時も誰かに教えてもらうでもなく、本を見るでもなく、自己流で娘さんのサイズを測って作り始めたというyasuminさん。洋裁上手なお母さまを見ていたため、何かを作るために本を見るという発想がなかったそうです。そうして作ったワンピースは出来上がりが小さすぎて着られず大失敗。それでもめげずにもう一度作り直し、最終的にはご自分で満足のいく、とっても可愛いワンピースが完成!!「それがとてもうれしかった」というyasuminさんは、それからソーイングが楽しくなり、入園入学のグッズなど、どんどん作るようになられたそうです。

インテリアもお好きで、DIYにもハマって色々作るようになり、そんな様子をブログに綴るようになったyasuminさん。DIYの他にも、ちょこちょこ作っていた布小物をブログに載せていました。すると、ブログを見た方から「ブログに載っているがま口ポシェットを売ってほしい」というメッセージが。趣味で作ったものを販売するということで少し心配しつつもその方に販売したところ、「とても気に入ったのでもう1つ買いたい」と再注文までもらい、それが自信になって徐々に作品販売を始められました。
ハンドメイド雑誌『コットンタイム』の読者モニターにもなり、作品が雑誌に掲載され始めます。2011年にオンラインショップをオープン。ずっと続けていたブログの読者も増え、インテリア・DIY関連の取材も徐々に来るようになりました。
取材が増えてくるとオンラインショップを休まなくてはいけない期間も増え、作家として取材を受けても作品制作に時間を取れないジレンマを感じることもあったそうです。
そんな状況が2020年の新型コロナウイルス感染症の流行によって一変しました。取材も無くなって、時間的な余裕ができました。

ある日、コロナ禍で学校に行けず家にいた娘さんと話している時にたまたまYouTubeの話題になり、「やってみる?簡単だよ!」とその場で娘さんがyasuminさんのアカウントを作り、動画を投稿して見せてくれました。その間約10分。あまりにも簡単に投稿まで出来たことに驚きつつ、「こんなに簡単に出来るのであれば」とYouTubeを始めてみることにしました。
最初は普段の制作の様子やオンラインショップの準備の様子などの動画を投稿。並行して他の人が投稿している動画を見るようになり、作品の作り方を紹介している動画がたくさんあるということが分かりました。「作り方を紹介するのも楽しそう!」と思ったyasuminさんは、早速作り方動画を撮影し、投稿。その後1ヶ月ほど経ってから、Instagramで「yasuminさんの動画を見て作りました!」と、何人もの方が動画を見て作品を作ってくれていることを知ることに。
それまでも作品が雑誌に掲載されたりはしていましたが、それを見た方の反応を知ることはほとんど無かったというyasuminさん。YouTubeとInstagramを通じて、初めて直接反応が返ってくるという経験をされたそうです。「こんなにたくさんの方が自分の動画を見て、作品を作って楽しんでくれている!」。想像以上の反響に少しの怖さも感じつつ、嬉しさと楽しさが勝って作り方動画の投稿を続けようと思われたそうです。

「動画を見てくださった方が、『作ってみました!』、『私にもできました!』と言ってくださるのが嬉しいんです」とyasuminさん。「私も作ってみたいけれど、自分に出来るかな?」という方に勇気を与えるような動画にしたいと、自分自身が初心者だった頃に分からなかった部分や、興味があったことを思い出しながら動画を作っておられるそうです。
そのため、「難しいと思っていたファスナーポーチ作りの構造が分かった!」、「そういうことだったんですね!」など、yasuminさんの動画を見て「謎が解けた」と言ってくださる方がとても多いのだとか。動画のコメント欄に書き込まれる率直な感想からも視聴者さんの躓くポイントが分かるので、そういったフィードバックを次の動画に生かすようにされています。
「作り方動画の投稿を始めて、たくさんの方が動画を見て作品を作ってくれているということが分かり、自分の動画や作品に、昔はあまり感じなかった責任感が芽生えました」と話してくださいました。yasuminさんが動画で作り方を紹介してくださる作品は、どれも「みんなが同じものを作れる」という再現性と、「作ったものをちゃんと使える」実用性を大切に考えておられます。こういったyasuminさんの姿勢が、ファンが増え続ける理由かもしれませんね。
これからソーイングを始めてみたいという方へのアドバイスを伺ったところ、「ミシンや道具はちょっと良いものを揃えるといいですよ!特に初心者の方は、使いやすい道具を使うことで上手く行く部分もあるので、無駄なストレスを感じずに済むと思います。実は自分で身をもって体験したことでもあるのですが……」と話してくださいました。
何か布小物を作ってみたいという方は、ぜひyasuminさんの動画を参考にしてみてください。

 

●YouTube「布もの作家yasumin」
https://www.youtube.com/@yasumin

<オンラインショップのご案内>

yasuminさんのオンラインショップは、現在はキットをメインに販売されています。「YouTubeを見てくださっている方はソーイング初心者の方も多いと思うので、そういった方にも楽しんでいただけるようにという気持ちでキットを作っています」とyasuminさん。忙しい方にもソーイングを楽しんでもらいたいとの気持ちから、yasuminさんのキットは「裁断済み」なのが特長です。さらに、キットを買った方は音声付きの作り方動画も見られるようになっています。字幕で説明が入るいつものYouTubeの動画とは違い、yasuminさんの声による解説付きで、ワークショップに参加しているような気分で楽しく見られる動画を心掛けられているそうです。
キットの販売情報は、yasuminさんのInstagramで告知されますので、気になる方はぜひそちらをチェックしてみてください。

 

●オンラインショップ「yasumin’s-mini*」
https://yasumin.stores.jp/

 

●Instagram
@yasuminsmini

<著書、作品掲載誌ご紹介>

●『商用OK!これ作ったの?と言われる布こもの』主婦と生活社
2022年に発売されたyasuminさんの初めての著書です。
リバティプリントを使った、はぎれで作れるものや、ポーチやバッグを20デザイン掲載。個人に限り商用利用OKなので、作った作品をバザー、フリーマーケット、ネットショップ等を通じて、個人的に販売することが可能です。
全20作品の作り方をyasuminさんのYouTubeチャンネルで見ることができます。

 

●『コットンフレンド』ブティック社
ソーイング・ハンドメイド雑誌『コットンフレンド』に、yasuminさんの作品が毎号掲載されています。画像の2023年夏号では「夏色ハギレの活用レシピ」という特集に、バッグやポーチが掲載されています。

yasuminさん Profile

布もの作家。リバティプリントを使ったセンスの良い作品が人気です。YouTubeで作り方動画を配信されており、チャンネル登録者は約8万人(2023年7月現在)と大人気。オンラインショップではキット販売もされています。著書に『商用OK!これ作ったの?と言われる布こもの』(主婦と生活社)がある他、雑誌への作品掲載も多数。また、手芸店「鎌倉スワニー」のアンバサダーも務められています。

 

●Instagram
@yasuminsmini

 

●YouTube「布もの作家yasumin」
https://www.youtube.com/@yasumin

 

●オンラインショップ「yasumin’s-mini*」
https://yasumin.stores.jp/

 

●下記のリンクにも情報がまとめられています
https://lit.link/yasumin