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私の作品と道具〜作家さんを訪ねて スモッキング・コルベイユ 堅田美枝子先生

これまで10年以上に渡ってたくさんの生徒さんにスモッキングの技術や楽しさを伝えて来られた堅田美枝子先生。

 

初めてスモッキングを目にされたのは、娘さんのお友達が持っていたハンドメイドのお稽古バッグだったそうです。スモッキング刺しゅうが自分で出来ることをお知りになった先生は、習いたい!とすぐに行動に移され、スモッキング教室に。
教室では、カウンターチェンジスモッキング(ギンガムチェックや水玉など規則的に模様が入っている生地を使ったり、等間隔のしるしを付けて、刺しゅうをしながらギャザーを寄せていく技法)を学ばれました。

 

レッスンに通い始めて2~3年経ったころ、プリーターという機械でギャザーを寄せてからスモッキングする技法に出会われます。
当時は日本国内でプリーターを購入することがとても難しかったそうで、インターネットで見つけてやっとの思いで入手されると、海外のネットや本を参考に独学で技法を習得され、幾何学模様を描く「イングリッシュスモッキング」や、イラストを描くようにステッチを施す「ピクチャースモッキング」をマスターされました。

 

技法を学ばれる内に「いつかスモッキングを仕事にしたい!」と志されるようになった堅田先生は、スモッキング技術に磨きをかける傍ら、入園入学グッズも扱う子ども服のお店でスモッキングのアイテムを作られたり、店番をして経験を積まれました。

 

そして、2011年に世田谷区成城にて念願の教室「スモッキング・コルベイユ」をオープンされました。
「コルベイユ」はフランス語で「花かご」のこと。先生にとってピクチャースモッキングの花かごの刺しゅうがラッキーアイテムだったことから、教室の名前に採用されたそうです。

 

教室を始められてから2年後には関西方面でもレッスンを開始されるなど、順調に講師としての道を歩まれ、増設や移転などを経て、現在は二子玉川にアトリエを構えられています。

堅田先生は主にプリーターを使ったスモッキング技術を教えられています。
生徒さんは初心者がメイン。先生のSNSを見て、娘さんやお孫さんのワンピースやビショップを作りたいと習いに来る方が多いそうです。

 

対面とオンラインの2本立てでレッスンを実施されていますが、遠方に住んでいる生徒さんが多く、現在では8割以上がオンラインレッスンとのこと。
対面とオンラインではスタイルが異なり、対面の場合はとにかくスモッキングをそれぞれのペースで楽しんでもらうことを第一にレッスンを行っているそうです。一方、オンラインでは直接的な指導が難しいぶん、生徒さんが迷わないよう「2mmすくう」「ぬいしろは7mm」など工程をできるだけ数値化したり、手順をロジカルに伝えることで、習得しやすいように工夫されています。オンラインでも雑談を交えながら楽しい雰囲気でレッスンが受けられるそうですよ!

 

また、先生は3年ほど前からYouTubeにも動画を投稿されています。スモッキングを始めてみたい方に向けた発信もされていますので、堅田先生のレッスンに興味がある方は、ぜひ視聴してみてくださいね。

 

[人気投稿]
▼LOOK BOOK (先生が作られたビショップの紹介動画)
https://youtu.be/_o4DF48tIo8
▼迷ったらこれ!スモッキングにおすすめの刺繍糸のカラー
https://youtu.be/4u5kJAhDFMA

堅田先生は東日本大震災の復興支援として、「東松島ステッチガールズ」の活動にも携わられています。

 

「東松島ステッチガールズ」とは、クロスステッチやスモッキングなどの手刺しゅうを仕事とする団体で、震災後、自立支援を目的に刺しゅう講師もされているタレントの岡田美里さんの声掛けにより、刺しゅうメーカーのDMCと共に東松島市内に立ち上げられました。

 

堅田先生は東松島ステッチガールズの皆さんにスモッキング刺しゅうを指導されており、スモッキング刺しゅうの入園入学グッズや、ワンピースやエプロンを作るためのキットが商品化されています。

 

▼東松島ステッチガールズのウェブサイトはこちら
http://stitchgirls.info/

指導を中心とされている堅田先生ですが、教室を開かれる前から作家としても活動されていました。

 

作品制作の際、デザイン面で1番大事にされているのは、スモッキングが活きていること。「スモッキングが無くても良い」と感じる作品にならないよう、スモッキングの必然性を意識してデザインされているそうです。
また技術面では、スモッキングの縦・横を整えることと、刺しゅう糸を綺麗な状態に保つことに特にこだわっておられます。
35~40cm程度の短い刺しゅう糸を何度も替えてステッチすることで、糸擦れを防ぎ、艶やかで美しい作品に仕上げられています。

 

先生はこれまでに手芸店や生地メーカー、手芸誌などのコンテストで受賞された経験も。応募作品のビショップやクリスマス作品が、展示会や誌面を彩りました。

 

また、好評発売中の「コットンタイム 2023年1月号」(主婦と生活社)でも堅田先生の作品をご覧いただくことができます!
これからも多方面でのご活躍が楽しみです。

堅田美枝子先生 Profile

刺しゅう教室「スモッキング・コルベイユ」主宰。
技術指導を中心に、スモッキング刺しゅうの裾野を広げる活動に取り組まれています。
Instagramやブログでは、教室の様子や生徒さんの作品などをご覧いただくことができます。

 

ホームページ https://smocking-corbeille.jimdofree.com/
Instagram   https://www.instagram.com/smocking_corbeille/
ブログ     https://ameblo.jp/atelierdesmocks/

道具のご紹介

2021年に開発された、スモッキング・コルベイユの「スモッキングテンプレート」。

 

水性チャコペンを使ってプレートの穴に点を打ち、ぐし縫いしていくことで、プリーターを通した布と同じテンションのプリーツ布を作ることができます。プレートの横幅が55cmあるので、2回で生地幅分のしるしつけが可能。
プリーターをお持ちでない方で、ひだを寄せてからスモッキング刺しゅうを施す技法に興味がある方におすすめのアイテムです!

 

しるし付けの際は、クロバーの「水性チャコペン 極細」を使うと描きやすいそうですよ!

 

※こちらはクロバースモッキングテンプレートとは別の商品です。
※当ショップでの取り扱いはございません。購入をご希望の方は、スモッキング・コルベイユのオンラインショップをご覧くださいませ。

 

オンラインショップ https://smockinglabo.thebase.in/