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私の作品と道具〜作家さんを訪ねて ironna happa シライカズミ先生

優しい色合いの草花を、繊細で美しいステッチで描いた作品が人気の刺しゅう作家、ironna happaシライカズミ先生。実は刺しゅうではなく布小物の制作から作家活動をスタートされました。布小物のワンポイントに刺しゅうを入れたことをきっかけに刺しゅうそのものに興味を持つようになられ、技法を学ぶため教室に通われた後本格的に刺しゅう作品に取り組み始められました。編み物や洋裁など何でも手作りされていたお母さまの影響もあり、一人暮らしを始めた学生時代から身の回りのものをご自身で作られていたシライ先生ですが、様々な手作りをやってみて一番楽しく続けられているのが刺しゅうとのこと。「刺しゅうが本当に楽しくて、今も毎日必ず針を持っています。針を持たないと気持ちが悪いくらい毎日刺しゅうをしているので、多分刺しゅうがすごく好きなんですね」と楽しそうにご自身について話してくださり、刺しゅうが大好きという気持ちが伝わってきました。

ironna happaという名前は、作家活動をスタートする時に「色々な興味のあることをやっていきながら作家活動ができたらいいな」という気持ちから、木に色々な色や形の葉っぱが増えていくイメージでつけられたそうです。本格的に刺しゅうの作品を作り始めた時も、木に色々な色の葉っぱを付けたモチーフをよく刺しゅうされていたそうで、作家活動の原点とも言えるイメージが元になっているのですね。
シライカズミ先生の作品は、優しい色合いも大きな魅力ですが、“ironna happa”らしい作品の雰囲気を支えるものの1つは「花糸」というデンマーク製の刺しゅう糸だそうです。少しくすんだ色合いとマットな質感が気に入って、作品制作の際には必ずこの花糸を使っておられるのだとか。最新の著書本『ironna happaの刺しゅう 20の花物語』(文化出版局)にも花糸の紹介が載っていますので、ご興味のある方はぜひそちらをご覧ください。

コロナ禍以前はカフェなどでワークショップもされていたというシライ先生。刺しゅうのステッチをきれいに刺すコツを伺うと、「刺しゅう枠に生地をしっかり張り、糸を強く引きすぎないことがポイントです。ふんわりとした仕上がりを意識してみてください」と教えてくださいました。「その他にもステッチの針目の幅を揃えることなどのコツはありますが、数をこなすうちに分かるようになることも多いです。見本作品の通りにできないと、残念に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、刺しゅうは自由で、刺した方のオリジナリティーが出るのも良い所だと思っているので、見本作品はあくまでも参考にする感じで自分らしい作品を作っていただければと思います」とアドバイスもいただきました。また対面での講習ができるような状況になればワークショップも再開したいと考えておられるそうですので、その日が待ち遠しいですね。

2022年の3月には、愛媛県の雑貨店watagumo舎で個展を開催されます。新作の展示会になるとのことです。詳しい情報については今後Instagramなどでお知らせしてくださるそうです。

 

また年に一度、作品の受注販売もされています。春から夏にオーダーを受け、秋から冬にかけて納品するというスタイルで、2022年も実施予定とのこと。受注販売についての告知もInstagramでされるそうですので、個展や受注販売ご興味のある方はぜひシライカズミ先生のInstagramで情報をチェックしてみてください。

 

上記のようなお知らせ事項だけでなく、シライ先生のInstagramはとても素敵な作品写真をたくさん見ることができるのでおすすめです。

 

●シライカズミ先生Instagram
@ironnahappa

著書ご紹介

『ironna happa の刺しゅう 20の花物語』文化出版局
刺しゅう枠に入れて飾りたい花モチーフの作品20点とブローチや髪飾り用のワンポイント作品18点を、すべて実物大図案つきでご紹介。基本のステッチは詳しいプロセスで解説されているので初心者の方にもおすすめです。

 

『1つのステッチでたのしい刺しゅう』KADOKAWA
1つのステッチで1つの図案を刺す図案集&作品の仕立て方を紹介する刺しゅうの本。花や木、小鳥、くだものなどの人気のモチーフが1つのステッチでできます。同じ図案でも使うステッチで見え方が変わったり、好きな・得意なステッチだけで刺せたりするから、かんたんで楽しい!図案を刺した布地で仕立てる作品も、実際に使いたくなるものばかりです。

 

『刺繍で描く小さなモチーフ』文化出版局
花や木、くだもの、小鳥など、身近なモチーフを小さな図案にして独特のシックな色づかいで仕上げた作品が魅力です。

キットご紹介

ハンドメイドのオンラインレッスンサイト「CRAFTING(クラフティング)」(日本ヴォーグ社)で販売されている「人気作家の刺しゅうを楽しむ12か月 刺しゅうカレンダー2022」というキットの7月分をシライカズミ先生が担当されています。淡い水色が素敵な朝顔のデザインです。シライカズミ先生デザインのカレンダーが含まれる7月・8月・9月の3ヶ月分のセットは、2022年3月3日発売予定です(数量限定)。
こちらの商品は図案が生地に印刷されており、ご自身で刺しゅうを楽しむキットです。商品の詳細は下記のCRAFTINGのページをご覧ください。

 

CRAFTING
-人気作家の刺しゅうを楽しむ12か月- 刺しゅうカレンダー2022
https://m.crafting.education/lp.html?id=44

 

ironna happa シライカズミ先生 Profile

刺しゅう作家。繊細で美しいステッチで描かれる優しい色合いの作品が人気です。著書を3冊出版されたほか、書籍などへの作品提供も多数。個展の開催や作品の委託・受注販売、ワークショップなど、幅広く活躍されています。
シライカズミ先生の素敵な作品が見られるInstagramはフォロワー数も多く大人気です。

 

Instagram @ironnahappa
Twitter @ironnahappa
ホームページ https://www.ironnahappa.com/